エステル記10章1~3節

ユダヤ人モルデカイはクセルクセス王に次ぐ地位に就き、ユダヤ人にとって偉大な者となり、多くの兄弟たちに愛された。彼はその民の幸福を求め、そのすべての子孫に平和を語ったのである。(3)

 王宮の門番であったモルデカイは、王の命を救った英雄、また王妃エステルの育ての親として、王の信頼を得、大きな権力を持つようになります。
 ペルシアという大きな国の王に次ぐナンバー2になったのです。クセルクセス王はモルデカイを信用できる人として認め、単に、彼が王妃エステルの近親者だからということではなく、非常に優れた能力を持つ人物であることを見抜いたのでしょう。
 大きな権力を持つということはとても大きな責任を伴うことであると共に、権力を握ると、とかく人はその権力の上にあぐらをかき、また高慢になりやすいものです。かつてハマンに対して人々がしたように、今度は多くの人たちがモルデカイにうやうやしく接したことでしょう。
 しかし、モルデカイはその民の幸福、その平和を求めたのでした。そして、彼は多くの人たちに愛されました。主がイスラエルの民をモルデカイを用いて祝されたのです。