ユダヤ人を皆殺しにしようとしていたハマンは、エステルの命がけの訴えによって打ち破られました。けれども、エステルのしなければならないことはまだ残っていたのです。ハマンが王の名を使って発布した勅令はまだ有効だったからです。
エステルは王の前で涙を流して、ハマンが作った勅令を取り消してほしいと願います。しかし、一度王の名によって出された勅令は、取り消すことができませんでした。王であってもそれを無効にはできなかったのです。ペルシアの王の命令であっても一度出された言葉を取り消すことができなかったとしたら、神が語られた聖書の言葉はなおさら私たちが信じ、すがって大丈夫な、変わることのない確かな言葉です。
エステルとモルデカイは、王の名で新しい勅令を出すことを許されます。それはユダヤ人が滅ぼされることになっていたその日に、ユダヤ人たちが自衛し、敵を倒すことを許す勅令でした。