エステル記4章1~17節

もし、この時にあなたが黙っているならば、ユダヤ人への解放と救済が他の所から起こり、あなたとあなたの父の家は滅びるであろう。このような時のためにこそ、あなたは王妃の位に達したのではないか。(14)

 ユダヤ人を皆殺しにする法令が出された時、ユダヤ人たちの中に大きな悲しみが起こります。そして首都スサでも人々は騒然とし、モルデカイは粗布をまとって灰をかぶり、大きな声で苦しみに満ちた叫びを上げたのでした。王宮にいたエステルは、都での騒ぎを全く知りませんでした。しかし、モルデカイから詳細を知らされ、また王の前に出て、とりなすようにと求められます。しかし、王の前には、王妃であっても、許しなく近づくことは許されていませんでした。王の許しなく近づくことは死を意味していたのです。
 自分の立場を説明するエステルに、モルデカイは、あなたはこのような時のために、王妃になったのではないのかと迫ったのでした。神はいずれにしても救ってくださる。しかし、私たちが自分に与えられたことをせず、神に従うことをしなかったら、私たちは大きな祝福を失ってしまうのです。王妃エステルは死をも覚悟して王の前に出る決断をしたのでした。