ネヘミヤがエルサレムに戻り、城壁の再建に当たる中で気づいたことの一つは、帰還の民の中にもとても大きな貧富の差が生じていたということです。そして特に、貧しい人たちの負担はとても重くなっていました。貧しい人たちは、富んでいる人たちからお金を借り、その利子の負担のゆえに、ますます生活が苦しくなり、富んでいる人たちは何もしなくてもますます豊かになっていきました。
そもそも、モーセに与えられた律法の規定によれば、同胞に対して、利子をつけて貸してはいけないと記されていますし、また借金も七年ごとに帳消しにすることになっていました。ただそのような規定はないもののようにされていたのでしょう。
ネヘミヤの指導の下で、同胞から取り立てた利子は返金され、負債も免除されたのでした。そしてネヘミヤ自身が、民に負担を負わせないという姿勢を貫いたのでした。