ネヘミヤ記2章1~20節

私は天の神に祈り、王に言った。「もし王様が良しとされ、僕があなたの前に好意を得ますならば、私をユダに、先祖の墓のある町に遣わしてください。町を再建したいのです。」(4~5)

 ネヘミヤがエルサレムの窮状を聞いたのはキスレウの月で今の暦で言うと十一月から十二月頃、そして二章の出来事が起こったニサンの月は三月~四月頃になりますので、四ヶ月ほどがたったことになります。エルサレムのことを聞いてもすぐに何かができる訳ではありません。けれども、ネヘミヤはそのことをずっと祈り、気にしていたのでしょう。
 とうとう王と王妃がネヘミヤの心の重荷に気づきます。ネヘミヤは王の献酌官としてプロとしての節度と誇りを持っていたはずです。けれどもネヘミヤも自分の心の中にあった嘆きを隠しきれなくなってしまったのでしょう。ネヘミヤは一言の祈りを神にささげて、エルサレムを訪問する許可を求めます。それはほんの数秒の頭の中での祈りだったでしょう。しかし、主は王の心を動かして、王はネヘミヤがエルサレムに行く許可を与えたのでした。神の恵み深い御手が彼の上にありました。