エルサレムの神殿が完成したのは紀元前五一六年、エズラの帰還は紀元前四五八年とされています。エズラはアロンの家系にいた祭司の末裔であり、モーセの律法に精通していました。エズラはペルシア王アルタクセルクセスの命によってエルサレムに上り、そこで、人々を教えました。王は、そのようにエルサレムでの神殿礼拝を支え、正常化することが、自分に幸いと繁栄をもたらすと信じたのでしょう。
確かにエズラには王の後ろ盾がありました。しかし、それ以上に、聖書は「神の恵み深い手が彼の上にあった」と語ります。そしてエズラは心ある人々をエルサレムに連れて行きます。ペルシアでの生活が長くなった、ペルシア生まれのユダヤ人にとって、イスラエルはあまりにも田舎で、寂れているように感じたかもしれません。また、エルサレムに帰還するということは仕事や地位や多くのものを捨てる覚悟が必要だったと思います。しかし、エズラは主の律法を教えるという使命を持ってエルサレムに上ったのです。