エズラ記6章1~22節

この神殿を再建するために、あなたがたがユダヤ人の長老たちになすべきことについて、私は命令を下す。その経費は、アバル・ナハラ州からの税収による王の資産から、これらの人々に確実に支払われるようにし、滞ることのないようにしなさい。(8)

 エルサレムの神殿の再建工事をユダヤ人たちが自分たちで再開したことは、その地の総督たちを不安にさせたことでしょう。また王の権威を借りて、工事を強制的に中止させたいと考えていたのかもしれません。
 しかし、ダレイオス王の返信はユダヤ人たちをも、また周辺の民をも驚かせるものでした。ダレイオスは確かに、キュロス王がエルサレムの神殿の再建を進めるようにと命令を出していた記録を見出したのです。そして、ダレイオス王はかえって積極的に、その工事を支え、応援するようにと語ります。そしてその経費については王の資産から出すべきことも語られたのでした。
 そのようにして神殿の再建工事は順調に進み、五年ほどで完成しました。イスラエルの民は主を礼拝し、喜びをもって過越祭を祝います。過越祭は主が救い主であることを祝う祭です。帰還したイスラエルの民の生活の中心が据えられたのです。