エズラ記3章1~13節

彼らは「主は恵み深く、その慈しみはイスラエルの上にとこしえに及ぶ」と、主への賛美と感謝をもって唱和した。主の神殿の基礎が据えられたことで、すべての民は主を賛美して大きな喜びの叫びを上げた。(11)

 エルサレムに戻った人たちは第七の月に仮庵祭を守ります。これはエジプトから救い出されたイスラエルの民の荒れ野の旅路を忘れないためでした。とても厳しい状況の中でも主はイスラエルの民を養い、また守ってくださった、そのことは、バビロンでの年月を過ごし、帰還を果たしたイスラエルの民にとっても、主の真実を思い、またその守りの御手を覚える、とても大切な時だったはずです。
 そして帰還の民は、翌年第二の月に神殿再建に取りかかります。神殿の基礎が築かれた時、主への心からの賛美の声、大きな喜びの声と泣き声がその場を満たしました。その時は喜びの時でした。しかし、ソロモンが建てた時代の神殿の記憶を持っている人たちにとっては、あまりにも小さな神殿に思えたかもしれません。そしてその涙は自分たちの罪の記憶を思い起こさせるものでもあったに違いありません。