歴代誌下33章1~25節

彼は苦難の時に、その神、主に願い求め、先祖の神の前に深くへりくだり、神に祈った。神はこれを受け入れ、その願いを聞き届け、彼をエルサレムの自分の王国に帰された。こうしてマナセは主こそ神であることを知った。(12~13)

 ヒゼキヤの死後、その子マナセが王位を継ぎます。マナセは十二歳という若さで王になりますが、彼の治世が五五年続いたことは、マナセが家臣たちにも恵まれ、また政治的手腕にも長けていたことを示しているのでしょう。ただどんなにマナセが人間的に優れた人物であっても、彼の主の御前における歩みは醜悪なものでした。列王記でも、南ユダ王国が滅んでいった責任をマナセに負わせていたりします。マナセはバアルやアシェラの神々をエルサレムの神殿に持ち込み、天の万象を拝んだりしました。そして彼に遣わされた預言者たちの言葉にも聞こうとしませんでした。
 国に災いが臨みます。マナセも捕らえられて、バビロンに引いて行かれます。しかし、その苦難の時に、マナセは神の前に深くへりくだり、主に祈ります。主はマナセの祈りを聞き、彼をまたユダに戻らせてくださいました。主の限りない憐れみの大きさを思わずにはいられません。