アサ王の治世の三五年まで戦いのない平穏な時代が続きました。しかし、そこでアサ王を試練が襲います。アサ王の治世の三六年にイスラエルの王バシャが南王国に攻め込んできたのです。バシャはアサ王の動きを封じ込めようとします。ここでアサ王は、主に頼るのではなく、イスラエルの北、アラム(シリア)の王ベン・ハダドに助けを求めます。その代価として、彼が主の神殿に献げた金・銀も供出されたのでした。ベン・ハダドはアサ王の求めに答え、バシャ王との同盟を破棄して、北イスラエル王国を攻めます。アサ王はバシャ王の企みを阻止することができたのです。
人間的にはアサ王はその人生経験に基づいて、とても懸命な政治的判断をして、南ユダ王国を救ったと言えるでしょう。しかし、アサ王は若い頃の純粋な主への信頼と求めを失ってしまいました。彼は足の病に苦しんだときにも、主を求めることをしませんでした。主と心を一つにして生きたアサ王の悲しい晩年を思います。