歴代誌下1章18節~2章17節

そこで今、私は分別をわきまえた熟練の者、フラム・アビを送ります。彼はダンの一族の女の息子で、父はティルス人です。(12~13)

 ソロモンはその王位が確立し、神殿の建築に取りかかるということの中で、ティルスの王フラムに助けを求めます。ティルスは海洋都市国家であり、地中海貿易で富を蓄えていました。ダビデとティルスの王フラムも良い関係を築いていたのですが、ソロモンはティルスとのよい関係を大切にしようとします。助けが必要な時に助けを求めることができるのも知恵の一つだろうと思います。 ソロモンが求めたのは、金属の細工や織物の扱いに熟練し、彫刻を彫るのに巧みな人でした。フラムはフラム・アビをイスラエルに送ります。彼は分別をわきまえた熟練者でした。そしてまた、彼はダン族の女性とティルス人の男性のとの間に生まれた子でした。フラム・アビは二つの民族の間に生まれた子であり、いろいろな苦労をしたであろうことも想像できます。しかし、イスラエルの神殿のために遣わされて、彼にしかできない、彼だからできる大切な仕事を担ったのです。