ダビデはその治世の終わりに、自分が神に与えられたビジョンについて語ります。それは、主の神殿を築くということでした。ダビデ自身はそのことをすることを許されませんでした。それはダビデの後継者ソロモンにゆだねられることになります。
私たちがビジョンを与えられる時にも、自分の代だけですべてのことが実現するということではなく、次の世代、またはさらに次の世代に、そのビジョンを受け継いでいかなければならないことがあります。しかし、主が与えてくださったビジョンは必ず実現していきます。
ここでダビデは民の前でソロモンを後継者に指名し、またソロモンに対してその働きを手渡していきます。しかし、ダビデが何にもまさって、ソロモンに受け継いでほしいと願ったのは自分の夢の実現ではなく、ソロモンが誠実な心と自由な魂で神に仕えるということでした。神の御前にどう生きるかということが生命線であることをダビデは知っていたのです。