歴代誌上20章1~8節

年が改まり、王たちが出陣する季節になった。ヨアブは軍勢を率いてアンモン人の地を荒らし、ラバに来てこれを包囲した。この時ダビデはエルサレムにとどまっていた。ヨアブはラバを討ち、破壊した。(1)

 アンモンとの戦いが起こりました。そして、ダビデの軍隊の将軍であったヨアブが戦いを率いていきます。そして、ラバの町を攻略した時、ダビデは最後に出て来て、その戦いに決着をつけ、アンモンの王の頭から冠を奪って、自らそれをかぶったのでした。イスラエルはおびただしい戦利品を得て凱旋しました。そこに描かれているのは輝かしい勝利の情景です。
 ただ、このアンモンのラバを攻める戦いにはイスラエルの人なら誰でも知っているもう一つのストーリーがありました。歴代誌の記者がそのことについて触れていないのは、あまりにもよく知られていて、語るまでもない、という判断だったかもしれません。
 エルサレムにとどまっていたダビデは、自分の部下ウリヤの妻バト・シェバと関係を持って、ウリヤを死に追いやったのでした。歴史の明るい光の部分の裏にある悲しい闇を思います。主の御前に私たちも謙虚な歩みをさせていただきたいと思います。