歴代誌上1章1~54節

アダム、セト、エノシュ、ケナン、マハラルエル、イエレド、エノク、メトシェラ、レメク、ノア、セム、ハム、ヤフェト。(1~4)

 今日から歴代誌を読みます。列王記と歴代誌はダブるところも多いのですが、書かれた年代や意図は異なります。列王記は、ヨヤキンの解放からユダヤ人のエルサレム帰還までの間に書かれたものであり、なぜイスラエルは滅んでしまったのかということに関心があります。それに対して歴代誌は捕囚からの帰還以降に書かれ、神殿礼拝やダビデ王朝の正統性などに関心があったと思われます。旧約聖書の書かれた時代区分で言うと最も新しいものの一つで、ユダヤ人の持つ旧約聖書では歴代誌は最後に置かれます。
 歴代誌の記者はまさに創世記からもう一度たどるように、アダムからこの書を書き始めます。そしてアブラハム、そして、イサク、エサウとイスラエルと名前が継がれています。神が世界を造られてから私たちは命をつないできました。私たちの個人の生涯はとても短いのですが、同時に、私たちの存在の背後に、多くの人がいましたし、私もまた多くの人たちに恵みを手渡していくのです。