列王記下9章1~37節

「イスラエルの神、主はこう言われる。『私はあなたに油を注ぎ、主の民、イスラエルの王とする。あなたは主君アハブの家を打ち倒さなければならない・・・」(6~7)

 北イスラエルのオムリ王朝は、オムリ、アハブ、ヨラムと受け継がれていきます。しかし、軍の将軍だったイエフは、主の言葉に背中を押されるようにして、アハブの子ヨラムに反旗を翻します。確かにイエフにとってアハブ家は主君であり、恐れ従うべき存在だったでしょう。しかし、イエフは勇気を出して、主の言葉に従い、その信頼に応えなければなりませんでした。
 そして、イエフはヨラム王を滅ぼし、またその母イゼベルにも主の裁きを下します。とても大きな権力を握り、権勢を誇った王と王母は実にあっけなく死んでいきます。ヨラムにとって、想像もできなかったことだったでしょう。しかし、主はそのことをずっと前から計画しておられました。またヨラムの見舞いに来ていた南ユダ王国のアハズヤもこのクーデターに巻きこまれる形で命を落とします。主に背き、多くの偶像をイスラエルに持ち込んだオムリ王朝はわずか三代で滅んでいったのでした。