列王記上20章1~14節

その時、一人の預言者がイスラエルの王アハブに近寄って来て言った。「主はこう言われる。『このおびただしい大軍を見たか。見よ、私は今日、これをあなたの手に渡す。こうして、あなたは私が主であることを知るようになる。』」(13)

 アラムの王ベン・ハダドが北イスラエル王国を攻め、首都サマリヤを攻め囲んだことがありました。ベン・ハダドの要求がどんどんエスカレートしていく中で、ついにアラムと北イスラエルとの間に戦争が起こります。イスラエルの王はアハブでした。私たちはアハブを悪王として知っていますので、主は北イスラエルを懲らしめるためにアラムを遣わされたのかもしれない、と思うのですが、ここでは違います。
 確かにそこにいたのはおびただしい数のアラムの軍勢でした。勇ましいことを言ったものの、具体的な勝算があるわけではありません。しかし、主は「私は今日、これをあなたの手に渡す」と語られたのでした。確かにアハブは邪悪な王であり、多くの偶像を国に持ち込みました。しかし、それでも主は、アハブにご自身の力を知らせ、アハブが悔い改めて、イスラエルの神こそが主なるお方なのだということを知らせようとされたのです。