悪が深まっていく中で、突然のようにエリヤが登場します。彼は「私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる」と語ります。イスラエルをエジプトから救い出された主なる神は今も変わらずに生きておられ、自分はその神に仕えるしもべなのだ、とエリヤは言うのです。そしてエリヤは、神に従わないアハブとイスラエルの民に対して、数年間雨が降らないと預言します。
それは命がけの預言でした。そして、主はエリヤをかくまわれます。最初はケリトの渓谷で、そして、その水が涸れてしまった時には、シドンのサレプタにいたやもめの家でエリヤをかくまい、養われたのです。シドンは、イゼベルの故郷です。そこはあまりにも危険に思えます。また、貧しくて、最後のパンを焼いて息子と最後の食事をして死のうとしていた未亡人を主は用いられました。主が語られた通り、かめの小麦粉は尽きず、瓶の油がなくなることはなかったのです。