列王記上15章1~24節

人々は高き所を取り除かなかったが、アサの心は生涯を通じて主と一つであった。(14)

 ユダ王国ではレハブアムに続いてアビヤムが王となり、その短い三年間の治世の後、アサが王となります。「アサの心は生涯を通じて主と一つであった」と聖書は言います。アサは偶像や異教の神への礼拝を止めさせます。アサの生涯については歴代志下十四~十六章にも詳細に記されています。アサは偶像を取り除き、主を礼拝するということにおいては確かに先代のアビヤムとは明らかに異なる生き方をしたと言えるでしょう。
 ただアサの信仰が実際の歩みの中でどのように証しされていったかということになると、アサ王が多くの問題を抱えていたのも事実です。16節からのところには、アサが北王国イスラエルとの戦いに勝利するために、アラムの王ベン・ハダドに王宮や神殿の宝物庫から多くの贈り物を贈って助けを求めたことが記されています。主を礼拝しながら、いざという時に、主に信頼するのではなく、他の力のある王に頼る姿勢は、ユダ王国において、この後も何度も繰り返されていくことになります。