列王記上12章1~19節

存命中の父ソロモンに仕えていた長老たち・・・は次のように答えた。「もしあなたが、今日にでも、この民の僕となって彼らに仕え、彼らの求めに応じて利益になることを約束されるなら、彼らはいつまでもあなたの僕となるでしょう。」(6~7)

 ソロモンは父ダビデの後、イスラエルの王となり、四十年にわたってエルサレムで王として治めました。その中で最初の二十年は神殿や王宮の建築がありました。ソロモンの治世の四十年間、イスラエルの民は平和と繁栄を楽しんだことでしょう。しかし同時に多くの建築工事などに伴う民の負担もそれなりに大きかったことだろうと思います。
 ソロモンの後を継いだレハブアムは、負担を軽減してほしいという民の求めをどう扱うかで迷います。そして、結果的に、彼はその判断を誤ったと言えるでしょう。父ソロモンの時代から仕えていた長老たちは、ソロモンの若く謙虚な時代も、成功して徐々に傲慢になり、主の御旨から離れて行く時代も共に歩んできたので、レハブアム王により適切なアドバイスができたのだと思います。しかし、レハブアム王はその提言を喜びませんでした。そして国はヤロブアムとの間で二分されることになります。