サムエル記下18章1~32節

王はヨアブ、アビシャイ、イタイに命じた。「私に免じて、若者アブシャロムを手荒には扱わないでくれ。」兵は皆、アブシャロムについて、王が将軍たち全員に命じるのを聞いていた。(5)

 ダビデ王とその息子アブシャロムの間に戦いが起こります。ダビデ王は自らその戦いに出て行くことを願いますが、一緒にいる民はダビデが戦いに参加することを許しませんでした。将軍ヨアブ、その弟アビシャイ、そしてガト人イタイがそれぞれ兵を引き連れて三手に分かれて戦いに向かいます。ダビデと一緒にいた人々はアブシャロムと、その軍隊が求めるのがただひとり、ダビデであることを知っていたからです。
 ダビデは将軍たち、また出て行く兵士たちに、アブシャロムを手荒に扱わないでほしいと求めます。しかし、ヨアブはダビデの意を心に留めず、躊躇なくアブシャロムを殺します。ヨアブの行為は人間的には当然のことなのでしょう。またアブシャロムを生かしておいたら、後々災いをもたらすことになるというヨアブの判断は賢明なものだと思います。しかし、ヨアブはダビデの心を理解しようとしませんでした。