ダビデにとって、息子アブシャロムに反逆され、クーデターを起こされたということはとても大きなショックだったことでしょう。そしておそらくダビデとその最側近の人々はそのことに気づくのが遅れたということがあります。ダビデにとって、その次に大きなショックは、自分の参謀であったアヒトフェルがアブシャロムの側についているということでした。ダビデにとっても、他の家臣たちにとっても、アヒトフェルの言葉は神の助言のように聞こえたのでした。
アヒトフェルもある意味、自分の知恵に対して自信があったことでしょう。しかし、次の一手についてアヒトフェルが出した提案は採用されませんでした。主なる神がその知恵を打ち破ろうとされたからです。アヒトフェルは自分の家を整理して自死します。自分の提案が受け入れられなかったことなどない・・・そのような中で、彼は自分の失意を乗り越えることができなかったのです。