ダビデたちが道を進んでいった時、サウルの一族の人で、ゲラの息子のシメイという男がダビデを呪い、その一行に石や地の塵を投げつけ続けました。王の将軍だったヨアブの弟アビシャイがシメイを罰する許しを求めます。シメイを殺すことなどとてもたやすいことだったはずです。
しかし、ダビデはアビシャイを止めます。ある意味、主がシメイに自分を呪うことを許しておられるのだから、今はそのままにさせておけというのです。ダビデも腹が立ったことでしょうし、怒りもあったことでしょう。しかし、ダビデはここで自らシメイに自分の怒りをぶつけるのではなく、シメイを主にゆだね、また、自らを憐れみ深い主にゆだねたのでした。すべてのことの背後にはすべてを支配しておられる主の主権があります。そしてその主は苦しみや呪いを幸いに変えることができるお方なのです。