サムエル記下13章1~22節

ダビデ王は事の一部始終を聞き、激しく怒った。しかし、彼は息子アムノンを罰することはなかった。アムノンは長男だったので、ダビデは彼を愛していたからである。(21)

 アムノンはダビデの長男です。ダビデはアムノンを愛していましたし、アムノンもやがて遠くない将来に自分が父親の王位を継ぐことになると信じていたことでしょう。アムノンにはタマルという異母姉妹がいました。アムノンはこのタマルを愛するようになります。アムノンはそのことを父親に話すことはできなくて、自分の友人ヨナダブに相談します。そしてヨナダブはアムノンに策を与えたのでした。そしてアムノンは仮病で寝込み、タマルにお見舞いをしてもらうことに成功し、二人だけになった時に、タマルを強姦してしまうのでした。その上、アムノンはタマルを追い出します。
 タマルには同じ母親とダビデの間に生まれたアブシャロムという兄がいました。アブシャロムは怒りに燃え、アムノン殺害の準備を始めます。しかし、ダビデはすべてのことを聞き、そして、怒りながらも、アムノンに何も言えません。ダビデ自身の犯した罪の後ろめたさがあったのかもしれません。