サムエル記上31章1~13節

ギルアドのヤベシュの住民は、ペリシテ人がサウルに行ったことを聞いた。勇敢な者はこぞって立ち上がり、夜通し歩いて行って、サウルとその息子たちの遺体をベト・シャンの城壁から下ろし、ヤベシュに持ち帰って火葬にした。(11~12)

 イスラエルとペリシテとの間にとても激しい戦いが起こります。イスラエルの兵士たちはペリシテ軍の前から逃げ、ギルボア山に倒れました。サウル王の息子たちもペリシテ人に殺されてしまいます。そしてペリシテ人たちはサウル王に迫ってきました。サウルは矢が当たって深手を負います。サウルはもうすでに自分の命がないことを悟り、武器を持つ者にサウルの剣で自分を殺してほしいと頼みます。しかし武器を持つ者は主が油注がれた王に手を下すことを恐れて、サウルに従いません。ついにサウルはギルボア山で自害します。
 ペリシテ人たちはサウルやその子たちの首を切り落とし、遺体をベト・シャンの城壁にさらします。そのことを聞いたヤベシュの人たちは、命がけでベト・シャンから彼らの遺体を奪還し、丁重に葬りました。自分たちが危機の時に王になったばかりのサウルが救い出してくれた、その恩を彼らは忘れなかったのです。