ダビデはガトの王アキシュのところから離れて、アドラムの洞穴に身を隠します。場所的にはベツレヘムにほど近い場所とされているようです。羊飼いとしてもその周辺の地形を熟知していたのかもしれません。ダビデの兄弟や両親、「困窮している者、負債のある者、不満を持つ者」などおよそ四百人がダビデのもとに集まってきました。訳ありの人たち、またサウルの治世の中で虐げられ、居心地の悪さを感じていた人たちがダビデのもとに来たのです。逆に言うと、ダビデのもとにいると彼らは居心地がよかったのだと思います。教会も今の時代のアドラムの洞穴のような場所でありたいと思います。
さて、ダビデを追うサウルはダビデに便宜を図ったアヒメレクを断罪し、彼とその一族を皆殺しにします。ただひとり、息子エブヤタルだけが逃れてダビデのところに来ました。ダビデはエブヤタルを慰め、彼の安全を保障したのでした。