サムエル記上18章1~30節

これを聞いてサウルは激怒し、不快の念に駆られて言った。「ダビデには万と言い、私には千と言う。あとは王位を与えるだけか。」この日以来、サウルはダビデに猜疑心を募らせた。(8~9)

 ダビデはサウルが遣わすところ、どこにおいても勝利をおさめました。サウルはダビデをイスラエルの戦士たちの長に任じます。イスラエルの人々は皆ダビデを愛し、賞賛しました。しかし、そのことはサウルに怒りと不快感を引き起こしました。サウルはダビデに嫉妬し、人々に愛されるダビデを妬んだのです。
 サウルは悪い霊に支配されて、猜疑心と恐れにとらわれるようになります。そして、その恐れはやがて殺意へと変わっていったのでした。サウルは最初は自分の心の中にある悪意を表面的には隠すことができたのだと思います。サウルはダビデに自分の娘との結婚を持ちかけながら、ペリシテとの戦いでダビデが戦死することを切望しました。しかし、ダビデはどんな困難な状況にあっても勝利を重ねました。ダビデはサウルの娘ミカルを与えられて結婚します。表面では感謝と喜びを伝えながら、恐ろしいことを願う・・・人間の罪深さ、恐ろしさを思います。