イスラエルとペリシテの間に戦いが起こりました。サウル王とイスラエルの民がペリシテ人の守備隊を打ち破ったことからペリシテ人の怒りを買ったのです。ペリシテ軍は戦車三万、騎兵六千、兵は海辺の砂のようでした。この時代、馬で引く戦車や騎兵を持っているということは戦いにおいてとても有利なことでした。それに対して、イスラエルの軍隊には剣も槍もありませんでした。圧倒的に不利な状況の中で、イスラエルの兵は窮地に陥り、追い詰められていました。
サウルは焦っていました。サムエルが七日間待つようにと言っていたのになかなか現れなかったからです。サウルの思いとしてはサムエルが来たら主にいけにえをささげて、ペリシテとの戦いに出て行こうということでした。待ちきれなかったサウルは自分には本来許されていなかった祭司の務めを執り行います。しかし、それはとても愚かなこと、また戒めに背くことでした。そして、主に背いたサウルの王国は立ちゆかないものになってしまいました。