とんでもない蛮行を行い、聖なる神の名を汚したギブアの人々、そしてギブアの人々と行動を共にしたベニヤミン族の人々は、主の御前に祈りつつ戦ったイスラエルの民によって徹底的に成敗されました。イスラエルの民は泣きながら主の前に出て、祈りつつ、命がけの戦いを戦って勝利を得たのです。ある意味、喜びつつ主をたたえてよいはずです。しかし、イスラエルの民は、その勝利にも関わらず、声を出して泣いていました。ある意味、ベニヤミン族は自分たちの敵ではありません。共に歩んできた同胞です。しかし、彼らはその同胞のベニヤミン族と戦い、一つの部族がイスラエルから消えようとしているのです。ベニヤミン族には六百人の男性が残されていました。しかし、彼らには妻がいません。ベニヤミン族はやがて消滅してしまうことでしょう。そのような中で、イスラエルの指導者たちは、ベニヤミンの残された者たちに平和を告げ、彼らに妻をめとらせる計画を立てます。そしてそのベニヤミン族の中から、最初の王サウルも、新約聖書の時代の使徒パウロも生まれてきたのでした。