サムソンの妻は結婚式の参列者と結婚しました。そのことを知ったサムソンは激怒し、ペリシテ人に復讐します。ところが、ペリシテ人たちは、サムソンの災いをもたらした存在として、サムソンの元妻と、その父親を焼き滅ぼします。サムソンはまた怒って、ペリシテ人たちが立ち上がれなくなるほど、徹底的に打ちのめしました。
ペリシテ人たちはイスラエルの民に、サムソンを引き渡すように迫ります。そしてサムソンは縄で縛られて、ペリシテ人たちに渡されてしまったのでした。
しかし、その時、主の霊が激しくサムソンに臨みました。サムソンは自分を縛っていた縄をいとも簡単に断ち切り、そこに落ちていたろばの顎骨をもって、千人のペリシテ人たちを打ったのでした。サムソンはその力が神によるものであることを知っていました。彼はナジル人であって、その長い髪は、彼に自分が主に献げられた者であることを確認させたことでしょう。ただ、後に、彼が力を自分のものとして用いようとしたときに、大失敗することになります。