ダン族にマノアという人がいました。その時代、人々は主から心が離れ、また偶像にひかれていく中で、ペリシテ人たちが力をつけ、40年間、イスラエルをその支配の下に置いていました。マノアと妻との間には子どもがいませんでした。しかし、そのマノアの妻のところに御使いが現れ、彼女が男の子を産むことを告げます。その生まれる子は特別な子で、母の胎内にいる時から、神にささげられた存在でした。彼は頭にかみそりを当ててはならないことになっていました。その子はイスラエルをペリシテ人の手から救う存在として選ばれ、立てられていました。
そして、本当に子どもがいなかった夫婦に男の子が産まれました。主は彼を祝福され、主の霊が彼に力を与えました。サムソンの生涯の上に、そしてイスラエルの上に主は大きなことをしようとしておられたのです。主がマノアとその妻に告げられた通りでした。