士師記10章1~18節

彼らは異国の神々を自分たちの間から取り除き、主に仕えるようになった。主はイスラエルの苦しみを見るに忍びなくなった。(16)

 イッサカル族のトラが23年間イスラエルを治め、また、ギルアド人ヤイルが22年イスラエルを治めました。しかし、神が遣わされた士師たちがこの世を去ると、イスラエルの人々は主を捨てて、異教の神々に仕えるようになります。
 そのような中で、主は怒りを燃やし、ペリシテ人やアンモン人がイスラエルに攻めて来るようになります。ペリシテ人は今で言うガザ地区を中心にして治めており、またアンモン人はヨルダン川の東側に住んでいました。アンモン人はヨルダン川の東側の領土を侵略し、またヨルダン川の西側にまでも攻め込んできました。
 イスラエルの民は主の前に悔い改め、救いを叫び求めます。ただ、これまでもイスラエルの民は同じようなことを繰り返しています。主は「私はもうあなたがたを救わない」とおっしゃいます。しかし、イスラエルの民が異教の神々を捨てて主を求める中で、主はイスラエルを救わなくてはおられなくなったのでした。