イスラエルの民はまた主の前に悪と見えることを行います。イスラエルの民は七年にわたってミデヤン人の手に渡されます。イスラエルが種を蒔き、収穫の時期になるとミデヤン人やアンモン人が攻めてきて、収穫の時期を迎えた作物やまたイスラエルの人々が育てていた家畜を奪っていくのでした。イスラエルの民がその命をつなぐためのものは何も残されませんでした。民は主を叫び求めました。
本来、主に救っていただけるような民ではありません。しかし、イスラエルを憐れまれた主は、マナセ族のアビエゼル人、ヨアシュの子ギデオンのところに使いを送られます。ギデオンはミデヤン人の目を避けて、隠れるように、小麦を打っていました。しかし、そんなギデオンに、主は、「力ある勇士よ」と声をかけ、「主はあなたと共におられます」と励ましてくださったのでした。ギデオンは自分に語られたのが確かに主なるお方であることを確認していく中で、彼を遣わし、彼と共にいて勝利を与えてくださる主に信頼して、立ち上がっていくのです。