ヨシュア記21章1~45節

主がイスラエルの家に告げられた恵みの言葉のうち、実現しなかったものは一つもなく、ことごとく成就した。(45)

 レビ人は主を礼拝する務めについていましたから、レビ族としての相続地の割り当てはありませんでした。しかし、レビ族の人々も家を建て、自分の持っている家畜を飼うための放牧地が必要です。すでに十二部族への土地の割り当てが済んでいましたが、その中から合計四八の町がレビ族に与えられます。すでに自分の部族の土地が決まっている中で、レビ族のために土地をささげるということはやさしいことではなかったかもしれません。ですから、レビ族の町はくじで選ばれました。いろいろな町があったでしょう。その中でくじで当たった町はそのままレビ族の居住地となったのです。イスラエルの民はその背後に働いておられる主を認めたからです。
 イスラエルの民は神が与えられた約束の地での生活を始めることができました。主が語られた恵みの言葉はことごとく成就しました。今もそうです。主が私たちに語っておられる言葉は「恵みの」言葉であり、必ず成就するのです。