カレブが属していたユダ族に割り当てられた相続地のことが記されています。カレブの言葉からも分かるように、ユダ族の人々は相続地のすべてを最初から与えられたわけではなく、それらの地を攻め取って行かなければなりませんでした。
カレブはキルヤト・セフェルを攻め取るときに、そこを打ち破って占領した人に自分の娘アクサを与えると宣言します。カレブの兄弟の息子、アクサの従兄弟にあたるオテニエルがその地を占領し、カレブの娘アクサと結婚します。まさにオテニエルはカレブの信仰を受け継いで戦った人だったのです。
さてカレブの娘アクサは父カレブに結婚祝いとして畑を求めます。そして畑と共に、泉をも求めたのでした。この地において泉を持つということはとても大きな祝福につながりました。私たちはアクサは父をそそのかして、図々しいと思うかもしれません。しかし、主に恵みを求めることにおいては私たちも大胆で図々しい者でありたいと思います。