ヨシュア記14章1~15節

今、主があの日約束してくださったこの山地をください。・・・そこにはアナク人がおり、城壁に囲まれた大きな町が幾つもありますが、主が私と共にいてくださるなら、主が約束してくださったとおり、私が彼らを追い払います。」(12)

 さてヨルダン川の東側で相続地を得たのは二部族半、残りは九部族半です。イスラエルには十二部族ありましたがヨセフの子孫はマナセ族とエフライム族の二部族に分かれました。そしてレビ族にはまとまった相続地は与えられませんでしたから、領地を得たのは十二部族ということになります。
 さて、ヨシュアのところにユダ族のカレブがやってきました。カレブは昔、ユダ族の代表として、ヨシュアたちと一緒にカナンの地を探ったことがあります。その時、カレブは四十歳でした。まさにカレブはヨシュアと苦楽を共にしてきた信仰の友であり、同労者でもありました。荒れ野での四十年を経て、カレブはすでに八五歳になっていました。しかし、カレブは四十数年前に主が約束してくださった約束を忘れることなく、その約束を握って、「主があの日約束してくださったこの山地をください」と申し出ます。それらの町はとても大きな町々であり、強い人たちが住んでいました。しかしカレブは主の約束に立って、前進するのです。