イスラエルの民が荒れ野を歩んだ四十年間の間に、最初に二十歳以上だった人々は皆、死んでしまいました。残っていたのはカレブとヨシュアだけです。イスラエルの民はヨシュアとカレブの二人以外は皆六十歳以下という若い集団でした。そして戦いに次ぐ戦いというのはヨシュアにとって体力的にも決してやさしくはなかっただろうと思います。しかし、主はヨシュアに、「占領すべき土地はたくさん残っている」と言われます。ヨシュアにはこの地上の生涯を終わったり、また後継者に道をゆだねる前に、ヨシュアがしなければならないのに、まだできていない仕事がなお多く残っていたのです。
私たちは、自らの、ある意味短い人生の中で、すべてを成し遂げることはできないでしょう。ある意味、主と残された人たちに、やり残したことを託さなければならないこともたくさんあるだろうと思います。ただ、それでも自分がしておかなければならないことがあります。主に励まされて歩んでいきたいと思います。