ヨシュア記11章1~15節

主がその僕モーセに命じられたとおり、モーセはヨシュアに命じ、ヨシュアはそのとおりに行った。主がモーセに命じられたことで、ヨシュアが行わなかったことは一つもなかった。(15)

 ヨシュアとイスラエルの民がヨルダン川を渡り、その西側で急速にその勢力を伸ばしていることに脅威を覚えたハツォルの王ヤビンは周辺諸国の国々に声をかけて海辺の砂のように多くの兵士を終結させてイスラエルに攻めかかりました。馬や戦車もおびたたしい数が集まってきます。戦いにおいて、数というのは勝敗を決するとても大きな要素です。イスラエルの人々は非常に恐れたことでしょうし、そのような恐れを抱く民の先頭に立つヨシュアもとても厳しい状況に置かれたていたはずです。
 しかし、主は「彼らを恐れてはならない」とヨシュアを励ましてくださったのでした。主はまた、馬や戦車を奪っても、それを自分のものにしないようにとおっしゃいます。人間的にはもったいない、と思います。しかし神はイスラエルの民が主ではなく、戦車や馬に頼ることを戒められたのだと思います。ヨシュアはみな主がモーセに命じられた通りにしたのでした。