ヨシュア記8章1~29節

主はヨシュアに言われた。「恐れてはならない。おののいてはならない。戦士全員を率い、直ちにアイへ攻め上りなさい。見ていなさい。私はアイの王とその民、町と土地をあなたの手に渡す。」(1)

 アカンは死に、イスラエルに敗北をもたらした罪は除かれました。しかし、イスラエルの民は、なおアイと戦ってその地を攻め取っていかなければなりません。敗北の経験はイスラエルの民に大きな恐れをもたらしたことでしょう。またアイや周辺の民を勢いづかせることになったに違いありません。
 その町は小さい町です。ですから一度目の戦いでは三千人の兵士だけを送り込みました。それで楽勝だと思ったのです。信仰の戦いにおいても楽勝はありません。このくらいなら準備しなくても、祈らなくても、みんなで協力しなくても、大丈夫とたかをくくって出て行くと、とんでもないしっぺ返しを食らうことになります。ヨシュアは神から詳細の作戦を授けられて、全軍でアイに攻め上ります。緊張したことでしょう。恐れもあったはずです。しかし、ヨシュアとイスラエルの民は主に従って大勝利をおさめたのでした。