イスラエルの民が川を渡り終えたとき、主はヨシュアに、川の中にいる祭司たちの足元から、イスラエルの十二部族、それぞれに一つずつ石を持ってきて、民が宿営するギルガルに立てるようにとおっしゃいました。
それは記念の石でした。主がイスラエルの民を導いて、不思議な仕方で、彼らにヨルダン川を渡らせてくださったというしるしです。それだけ大きな経験をしても私たちは忘やすいものです。しかし、これらの石は主の御業を思い起こさせてくれたはずです。
また、やがて、そのことを体験していない世代が育っていきます。そして、いつかはヨルダン徒渉の奇跡を経験した世代は皆、過ぎ去っていくことでしょう。だから親から子へ、子から孫へと主がしてくださったことを語り次いでいかなければなりません。「この十二の石は実はこのヨルダン川の川底にあった石なのだ・・・・」というところから始めて主の御業を語るのです。。