ヨシュア記3章1~17節

箱を担いだ者たちがヨルダン川に達し、その水辺で、箱を担いだ祭司たちの足が水につかるや、上流から流れて来る水が、遠く離れたツァレタンのそばにある町アダムのところでとどまり、・・・完全にせき止められた。(15~16)

 ヨルダン川はこの季節、とても水量が多く、川幅も広くなっていたようです。イスラエルの民が老いも若きも子どもたちもみんなで渡るのにはとても厳しい時期だとも言えます。しかし、主はヨシュアに立って、ヨルダン川を渡るようにと命じられます。
 先頭に渡るのは契約の箱を担いだ祭司たちです。祭司たちの足がヨルダン川に浸ると同時に、ヨルダン川が上流でせき止められて、水が干上がってしまうというのです。契約の箱をかつぐ祭司たちはきっとドキドキしたことでしょう。しかし、本当に、彼らの足が水に触れた時、ヨシュアが語った主の言葉のように水は上流でせき止められてしまったのでした。祭司たちは川の中央まで進んで、そこでとどまります。そして後から続く民は皆、干上がったヨルダン川を渡ったのでした。このことはヨシュアにとっても、イスラエルの民にとっても、その地の先住民たちにとっても、神の力と真実を示すしるしとなったことでしょう。