申命記24章1~22節

あなたがエジプトの地で奴隷であったことを思い起こしなさい。それゆえ私は、あなたにこのことを行うように命じるのである。(22)

 貧しい人、借金を負っている人、寄留者、孤児、寡婦など厳しい立場に置かれている人がいた場合、その人たちに愛と配慮をもって接することが大切です。今、私たちが生きている現実の世界においては、貧しい人、様々な困難の中にある人たちがいます。この世界は決して平等ではありません。やがて主イエスが再臨される時には満ち満ちた世界、貧しい人の全くいない世界が実現するでしょう。しかし、この地上には貧富の差があります。神に従っていれば豊かで、従わないでいると経済的に困窮するという訳ではありません。神に従っていても、様々な厳しい人生を強いられている人がいます。もし、私たちが助けることのできる人がいるなら、その手を惜しまず、その人たちに対する愛の配慮を忘れないことです。それは、自分たちが奴隷であったところから神の大きな憐れみによって救い出されたからです。神にそのようによくしていただいたのですから、他の人にもそのようにするのです。