レビ人は主への礼拝を支える大切な役割を担いました。そのために、レビ人は約束の地に入ったときにも自分たちの部族としての割り当て地は与えられませんでした。彼らが主の名によっていつまでも仕えるようにと立てられていたからです。ですから他の部族の人々は、レビ人たちがその働きに専念できるように支える責任がありました。
イスラエルの民が約束の地に入る時、先住民たちが行っている、主が嫌われる様々な慣習に染まることのないようにとモーセは語ります。「あなたがたは主と共にあって、全き者でなければならない。」、と主は求めておられるのです。
モーセは、主がやがて「私のような預言者をあなたのために立てられる」と語ります。そして、イスラエルの民は様々な国難の中にあって、この時のモーセの言葉を思い起こします。そして、後に主は、まさにモーセにまさる牧者・預言者・救い主として主イエスを送ってくださったのです。