子どもがいなかったマナセ族のツェロフハドのために、その父親の嗣業の地を娘たちが受けることを許されたのですが、ここでマナセ族のリーダーたちから疑問と要望が出されます。ツェロフハドの娘たちが他部族の人と結婚したら、ツェロフハドの地所は、マナセ族から、彼女たちの結婚相手の部族のものに移ってしまうのではないかという問いでした。
主はその問いに答えて、ツェロフハドの娘たちに、自分の部族の男性と結婚するように命じられたのでした。それは部族間の土地トラブルにならないようにということ以上に、代々受け継ぐべき地を大切に考えるようにということだったと思います。私たちも先に歩んだ人たちから受け継いだものを大切にし、また次の世代にしっかりと手渡していきたいと思います。
そしてツェロフハドの娘たちも、自分たちに求められていることを理解し、マナセ族の中から夫を選んでいったのでした。