民数記32章1~41節

私たちはそれから武装し、イスラエルの人々をその場所に導き入れるまで、彼らの前に立って進みます。(17)

 ヨルダン川の東側での戦いで得たアモリ人の王シホンとバシャンの王オグの地は家畜を飼うにはとても良い地でした。イスラエルの十二部族のうち、ルベン族とガド族の人たちは多くの家畜を持っていましたので、ヨルダン川の東側に自分たちの所有地を得させてほしいと願い出ます。
 モーセは、その話を聞いた時、彼らがヨルダン川を渡って、主が与えると約束された地を得るのを止めてしまうことに大きな懸念を持ちます。しかし、ルベンとガドの人たちは、自分たちはヨルダン川の東側に家を建てそこに自分の妻や子どもたちを住まわせるけれど、自分たちは先頭に立ってヨルダン川を渡り、すべてのイスラエルが自分たちの土地を得るまで、民と共に戦うと約束したのでした。
 そのようにしてルベン、ガド、マナセの半部族は、ヨルダン川の東側に土地を得ました。しかし、その地はしばしば他国に侵略されることになります。