民数記31章1~24節

モーセはこうして、各部族から千人ずつ、さらに祭司エルアザルの子ピネハスを軍に派遣した。彼の手には聖なる祭具と、出陣のためのラッパがあった。(6)

 ミデヤンとの間に戦いが起こります。モアブ、ミデヤンは、バラムを雇ってイスラエルを呪わせようとしたり、自分たちの娘たちを使ってイスラエルを惑わし、偶像礼拝に引き込もうとさえしました。そのために疫病が起こり、二万五千人が死にました。この戦いはこれからのイスラエルの歩みのためにも決して負けることのできない戦いでした。各部族から千人ずつ一万二千人の人々が集められて戦いに出ていきました。アロンの子エレアザルの子であるピネハスも一緒でした。祭司であるピネハスが派遣されたことからも、イスラエルの人々がこの戦いを単なる武力衝突ではなく、主が共に行ってくださる主の戦いであることを示唆しています。そして、イスラエルはミデアンの軍隊を打ち破ったのでした。
 私たちの信仰の歩みの中にも戦いがあります。それは悪の霊との戦いであり、神に従うための戦いです。勝利を与えてくださる主に信頼して進ませていただきたいと思います。