誓ったことは果たすべきです。私たちが口で語ったこと、約束したことは、その通りにしなければなりません。その意味では、私たちは軽々しく発言しないように気をつけなければなりません。人に対して誓ったときでもそうですが、主の御前に誓ったことはなおさらです。
ただ、同時にここでは、未婚の女性の場合には、その父親が、また結婚している女性の場合にはその夫が、そのことを知って反対するときには、その誓いから解かれることが記されています。それは女性の場合には、その語る言葉に責任を負わなくてもよいということではありません。その時代、弱い立場にあった女性を守るためであり、また父親や夫が家で持っている責任の大きさについて語っている言葉でしょう。
私たちが語った通りに生きる、または言葉に誠実であるということは決してやさしいことではありません。主の前にも人の前にもいつも真実な者であらせていただきたいと思います。