約束の地に入ってその地を得ていった時には、そこで得た土地を十二部族で分割し、そしてそれぞれの部族の中で、それぞれの家に割り当てられることになっていました。
その時、マナセ族のフェロフハデの娘たちがモーセのもとにやってきます。フェロフハデには五人の娘がいましたが息子がいませんでした。このままではフェロフハデの家は途絶え、またフェロフハデに割り当てられるはずの土地もないということになってしまいます。そこで娘たちは、自分たちの父親の名が残されるように、自分たちにも土地の割り当てを与えてほしいと求めたのです。
モーセは娘たちの訴えを主の前に持っていきました。自分で何でも判断し、決めてしまうのではなく、主の知恵を求めたのでした。そして、主は、フェロフハデの娘たちの訴えを受け止めてくださいました。主は私たちの訴え、叫び、求めを聞いてくださるお方なのです。