民数記25章1~18節

彼と、彼に続く子孫たちにとって、これは永遠の祭司職の契約となる。彼がその神にひたむきな熱情を示し、イスラエルの人々のために贖いをしたからである。(13)

 イスラエルに呪いをもたらそうとしたバラクの企みは挫折しました。しかし、モアブ、ミデアンはそれであきらめず、イスラエルの民に対して巧妙なわなをしかけます。モアブの娘たちが色仕掛けでイスラエルの民を誘惑し、モアブの神々を拝むようにさせたのです。この出来事の背後にはバラムがいただろうとされています(黙示録二14)。モアブの娘たちと淫らなことを行い、偶像礼拝にふけったために、イスラエルの民に災いが臨みます。疫病がはやって二万四千人が死んだのでした。
 ところがそのような裁きのただ中で、ミデアンの娘を自分のところに連れ込む男がいました。アロンの子エレアザルの子であるピネハスは、その男女を追い、槍で二人を殺したのでした。神はこのピネハスの怒りを「神へのひたむきな熱情」と受け止めて、疫病を止められたのでした。正義の怒りを振り回すことは注意しなければなりません。ただ、主の熱い思いを知る者でありたいと思います。