民数記24章1~25節

私には彼が見える。しかし、今この時ではない。私は彼を眺める。しかし、間近にではない。一つの星がヤコブから出て、一つの笏がイスラエルから立ち上がり、モアブのこめかみを打ち、シェトのすべての子らの脳天を砕く。(17)

 バラクはまたバラムを別の場所に連れていき、イスラエルを呪わせようとします。しかし、バラムはもうそれ以上、神に問う必要はありませんでした。主がイスラエルの民を祝福しておられることは疑いようのないことだったからです。バラムは主の霊に満たされて、イスラエルの民に対する主の祝福を告げたのでした。
 バラムを招いて、イスラエルを呪わせようとしたバラク王は激怒します。しかし、バラムは、どんなに多くの金銀を積まれたとしても「わが神、主の言葉に逆らうことはできません」と述べて、イスラエルの民とモアブの間にこれから起こることを告げたのでした。そして、バラムは「一つの星がヤコブから出て、一つの笏がイスラエルから立ち上がる」と語って、やがてイスラエルに偉大な王が現れることを預言します。そして、まさに輝く星のようにダビデ王が現れ、究極的な王なるメシアとして、主イエスが来てくださったのです。