民数記18章1~32節

あなたはイスラエルの人々の土地の中に相続地を持ってはならない。彼らの間にあなたの割り当て地があってはならない。私こそが、イスラエルの人々の間であなたの受けるべき取り分であり、相続分である。(20)

 コラたちが死に、また主に背いた者たちが疫病で死んだ後、民は自分たちも滅んでしまうと叫びます。主に近づく者たちが死ななければならないとしたら、自分たちも生きていけない・・・そこには聖い神の御前に汚れた者としての自分の自覚があったということだけでなく、ある意味、自暴自棄になってもいたのだろうと思います。
 しかし、イスラエルの民が聖なる神に近づくために、主はアロンと祭司たちを立て、またレビ人たちを立てられたのでした。アロンと祭司たちは、聖所の働きを中心的に担い、またレビ族の民は祭司たちの働きをサポートしました。そのようにして本来、近づくことのできない主の御前に近づいて、礼拝することができたのです。
 そして主はイスラエルの民が祭司とレビ人たちを支えるべきことを示されたのでした。レビ族には相続地は割り当てられませんでした。主ご自身が彼らの割り当てだったのです。;